
八ヶ岳の豊かな自然の中で制作を続ける高橋由美子さんの作品は、自然の恩恵への感謝が込められた静謐なエネルギーを宿しています。
無言で語りかけてくる陶の佇まいは、彼女自身の在り方を映し出す鏡でもあり、使い手に静かで深い対話の時間をもたらします。
土に潜む力と、光や水が織りなす陰影が生み出す美しさ、そしてその中に垣間見えるかっこよさ。
炭の器はその時の窯の環境下によって様々な表情を見せます。
炭が不完全燃焼すると黒、レンガの隙間から空気が入り、完全燃焼すると白が出るとか。
これは粉引を入れているためだそう。
曖昧な部分は黒から白へのグラデーション、メタリックブルー、炭が喰いついたり、予想できない景色がうまれます。
出来上がるまでどんな作品になるかわからない緊張感とそれを楽しむ作り手の姿。
そんなことを想像しながら、自然と人の手の交わりが生む造形美を、ぜひ手に取って感じてみていただきたいです。
径(φ)約67mm×高さ(h)約60mm
※一点ずつ手作りのため、表情や風合い、サイズがそれぞれ異なります。スクリーンと実際のお色味が異なる場合がございますので、予めご了承ください。
※土の種類によって黒い斑点や白い石の粒があることがあります。
※お使いになる前に一晩水につけて置くか、米のとぎ汁で30分ほど煮沸し、そのまま冷ましてからお使いいただくとシミやニオイが染みにくくなります。
注意事項:食器洗浄機/食器乾燥機/電子レンジ/オーブン等のご使用はお控えください。
お手入れ:台所用中性洗剤とスポンジ等の柔らかい素材で洗浄し、よく乾かしてから食器棚にお仕舞いください。金属タワシやクレンザー等のご使用はお控えください。