職人紹介
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田山 貴紘
タヤマスタジオ代表。職人歴12年。
1983年生まれ、岩手県盛岡市出身。
東日本大震災を機に東京からUターン。2013年南部鉄器職人として田山和康に師事、同年タヤマスタジオ(株)を設立。2017年丁寧を育む鉄瓶ブランド「kanakeno」をリリースし、国内外への南部鉄瓶の販売、南部鉄瓶のアップデートに取り組む。同ブランドでは市民と学ぶ講座「てつびんの学校」、新しい鉄瓶ショールーム「engawa」、持続可能な若手職人育成の仕組み「あかいりんごプロジェクト」などを実施。
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吉田 修
職人歴19年。
1975年生まれ、岩手県盛岡市出身。
3年間南部茅葺き職人として従事したのち、照又、盛岡手づくり村に構える薫山工房に入房。
伝統的な鋳鉄溶解法である甑炉での鉄溶解を250回以上手がける。
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長坂 海翔
職人歴7年。
1999年生まれ、神奈川県出身。
岩手県の高校卒業後、ものづくりの道を志し、2018年4月タヤマスタジオ入社。あかいりんごの鉄瓶をメインに制作。
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宮田 康矢
職人歴3年。
1997年生まれ、岩手県大船渡市出身。
都内の大学を卒業後、地元岩手でのものづくりの道を志し、2022年2月タヤマスタジオ入社。
若手ながら自身の鉄瓶製作を手掛けるなど、積極的に技を修得し、作品を作り続けている。
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瀬 川 七菜
職人歴2年目。
1999年生まれ、岩手県滝沢市出身。
仙台の大学を卒業後、地元岩手でのものづくりの道を志し、2022年4月にタヤマスタジオに入社。
engawaやSUNABAの店舗スタッフとして鉄瓶販売、接客を学んだ後、2023年6月より工房に入る。鉄瓶製作の基礎修得のため日々修行中。
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田山 和康
田山鐵瓶工房代表。
伝統工芸士。南部鉄器伝統工芸士会会長。職人歴59年。
1950年生まれ、岩手県西根町(現八幡平市)出身。
1966年15歳で盛岡藩召抱え釜師鈴木盛久工房へ弟子入り。13代鈴木盛久(南部鉄器職人唯一の無形文化財記録保存者)に直接師事し、薫陶を受けた。 若くして全ての技術・技法を身につけ、その優れた技術により1994年には業界最年少の42歳で伝統工芸士に認定される。
退職後、2011年に田山鐵瓶工房を開設。以降、息子である後継者、従事職人への技術指導や、伝統工芸士試験の試験官、他の若手職人に門戸を開き、技術指導を積極的に実施している。
2018年卓越した技能者(現代の名工)を受賞。2019年には岩手県より天皇陛下即位を祝う献上品鉄瓶の制作を賜る。