荷川取大祐さんの鉄瓶敷きが入荷しました。
沖縄県うるま市で「沖縄に在るもの」を根幹とした創作活動をされている荷川取さん。
沖縄の植物を用いた民具や玩具の製作、首里城破損瓦や沖縄の海に流れ着いた軽石、廃材や古材などの価値の転換を沖縄県内外の展示会にて提案・発信しています。
鉄瓶用にと作っていただいたこちらの鉄瓶敷きも、荷川取さんが制作を続ける沖縄で育った月桃や照間ビーグ（い草）を使用して作られたもの。
本州ではなかなか目にする機会のない月桃は沖縄に自生する植物で、あちこちで見られるんだとか。また、い草については、畳にはなれなかったものを譲り受け、それを元に作られています。
本来であれば見過ごされたり、捨てられてしまっていたかもしれないものを、荷川取さんの手によって、新たな価値ある道具として蘇らせていく。
そうやって、地元の素材を使い、民具という先人の知恵がつまった道具を未来にも繋いでいっている活動が、とても素敵だなと思いました。
盛岡市とうるま市、互いに遠く離れた場所ではありますが、道具を通じてその地域のことや文化を少しでも感じられたら嬉しいです。
※月桃も照間ビーグも植物の良い香りがします。香りも一緒にお楽しみください。
※一点ずつ手作りのため、多少の歪みやサイズ、風合いがそれぞれ異なります。スクリーンと実際のお色味が異なる場合がございますので、予めご了承ください。
※商品に鉄瓶は含まれません。
商品詳細
月桃
・外径約13cm／内径約7cm
照間ビーグ
・外径約15cm／内径約9cm
