2018-06-15

白湯日和 〜改めまして〜

一度外に出てみると、見えることがある。

当たり前だと思っていたことや、存在を意識していなかったものたちも、離れてみてその価値に気付いたりして。

今の私にご縁があったのも、まさしく、きっと、それで。

 

昨年、私は瀬戸内海のとある島に暮らしていた。

徒歩1分で海!スーパーも信号もない。

太陽の光の強さは、南フランスへ旅した時を思い出させた。

生えている植物も、話す言葉も、もちろん価値観や文化も、違う。

国際芸術祭で世界中からたくさんの人が訪れ、アートに溢れて。

 

そんな時ふと、故郷について考えた。

故郷を離れる私に、南部鉄器の急須をくださった方もいた。

そういえば、南部鉄器は欧米や中国でも人気らしい。

でも、地元では身近にありすぎて、そこまで価値を認識したことがなかった。

 

手仕事であり、伝統工芸品でもあり、

生活の道具であり、芸術品でもある。

鉄分も採れ、美味しくもなる。

それを手塩にかけてつくる職人さん達の間近にいて、

新しいカタチで伝えようとする仲間がいる、というこの環境。

 

ゆったりと美味しい空気の中で生まれるものたちを、

拙いながら、自分のことばで伝えたいと改めて思う、今日この頃。

 

この記事を書いた人 :

関連記事