2018-03-23

つぎ、つぎ、つぐ

3月11日に、桜ライン311さんとのコラボ商品の「さくらふぶき」の発売記念イベントを開催しました。

イベントタイトルは「つぎ、つぎ、つぐ」。

 

 

「つぐ」という日本語には、「継ぐ」「注ぐ(そそぐ)」「告ぐ」「次(つぎへ)」…等々、いろいろな意味合いを込められることもあり、「次に継いでいくこと」をテーマにしたトークセッションを行いました。

開催日は、3月11日。

そう、東日本大震災からちょうど7年になるタイミングでした。

「記憶の風化」とも言われている東京でこのイベントを行う意義を、メンバーみんなで考えた際に、「次に伝えていくことの大切さを色んな角度から語らいたいね」という話になって、それをテーマにしたのでした。

登壇者は、

東日本大震災で大きな津波の被害に遭った陸前高田市で「津波の到達地点に桜の木を植えることで、防災意識や震災の記憶を未来に伝える活動」をしているNPO法人桜ライン311代表の岡本翔馬さん。

日本の伝統の良さを色んなカタチで発信していこうと多角的な取り組みをしている株式会社和える代表の矢島里佳さん。

そして、タヤマスタジオ代表の田山貴紘の3人が、それぞれの視点での「ついでいくこと」を語らいました。

 

今回、桜ライン311の岡本翔馬さんにデザインしていただき、鉄瓶「さくらふぶき」をつくることができました

 

3月11日というと、被災地域となった場所では、「追悼の式典」が開かれます。

一方で、東京等の遠く離れた場所でも、「復興のためのイベント」もまだまだ数多く開催されています。

いまでも想いを寄せてくださる方も沢山いらっしゃる。

けれど、どこか「3月11日のその日だけ」と「日常生活」には分断のようなものがある気もする。。。

そんな中で、「震災の記憶を継承していく桜ライン311の活動と、伝統工芸の継承を考えている和えるやタヤマスタジオの取り組み」を通して、震災と日常を自然なかたちで地続きのように語らえることを今回は目指しました。

東日本大震災を一時のものにしないこと。それは、日常生活と無理なくゆるやかに繋げていくこと…と。

登壇者の矢島さんからは「伝統(工芸品)が日常生活に根差すものにしていくこと」を語っていただき、また岡本さんからは「桜がある日常(それは桜の名所として美しい観光地かもしれない)が震災の記憶を押し付けではなく伝えていくことになるのでは」ということをお話してくださいました。

そして、イベント後に参加してくださった方々からは、「この日をどう過ごそうかと思っていたのですが、自分の中にスッとはいってきました」といったような感想を沢山いただくことができ、とてもありがたく励みになることでした。

 

※ イベントでの対談内容の詳細は、また別途、記事化の検討もしています。

 

「何かを未来に向けて受け継いでいくこと」を丹念に掘り下げるという意味で、「つぎ、つぎ、つぐ」は、今後も取り組みとして考えていければと思っています。

ご興味ある方がいらっしゃったら、お気軽にお声がけいただければ幸いです。

 

この記事を書いた人 :

関連記事