2018-10-09

白湯日和 〜 材料採取 前編「くご刈り」〜

南部鉄瓶製作に欠かせない材料を採取しに、盛岡近郊某所の藪と川へ!

まずは、藪への道を(前編)。

 

鉄瓶完成目前、鉄瓶の仕上げに行う【着色】

漆を焼き付けたり、ツヤを消し渋い風合いを出す為にオハグロ等を掃いたりします。

この時に使う刷毛、「くご」という草からできています。

何気なく工房の片隅、天井近くに釣り下がっていた、これ。

昨年採ってきた「くご」を乾燥させたもの。

その「くご」を自ら採取し、乾燥させ、刷毛を作っていたとは!

今年も採りに行くと聞き、自ら志願!

昨年、遭難しかけたとか危険だとか、色々聞いていたので、覚悟を決めて・・・

長靴、帽子、ゴーグル、軍手、完全防備!

毎年採りに行っているという、某所へ到着。

 

少し進むと、背丈より高い藪!

鉈で道を作ってもらいながら、草木をかき分け、倒木を超え、くごを探しに。

水辺に生えるそうですが、その年によって生息しているエリアも変わるらしく、まさに「宝探し!!」

あったー!!!

昨年は見つけるまで散々探し回り、遭難するかと思ったそうですが、今年は偶然にもそんなに苦せず発見だったみたいで。

さっそく、どれが「くご」なのか、教えてもらいます。

これが「くご」。

藁より目が細かいので、蓑などを編むと雨水が入りにくいらしいです。

似ている別の草と見分けながら、みんなで採取!

Sさん私物、パラシュートバッグが、こんなことに役立つなんて!

大量、大量!!

でも、乾燥させ、良いところだけ使うとなると、だいぶ少なくなるそうですが。

Oさん、似合いすぎ!

自分の足で藪をかき分け材料を採取すると、道具への愛着や、それを使って塗られる漆、そして鉄瓶に、さらなる愛着が湧きそうです。

お宝収穫の達成感も束の間、藪をかき分け、次の現場へ。

(後編へ続く)

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