一般的には聞き慣れない言葉です。

kanakeno の「kanake」は、漢字で表すと「金気」になります。

金気とは、鉄瓶などで湯を沸かすときに染み出る赤黒い渋のことを言います。

言い換えれば、金気は「さびのサイン」です。

ではどうして金気が出るのでしょう?

つまり、どうして鉄瓶はさびるのでしょう?

さびはさびでも。

使用しないことによる風化のさび、使用することによるさび。

使わなくてもさびるし、使っていてもさびる。

手入れも簡単でさびることのないアルミやステンレスのケトルが普及している中、鉄瓶でお湯を沸かすことは不便で非効率です。

しかし、同じさびでも後者には意味があります。

共に暮らす。

南部鉄器の溶出鉄は、体に吸収されやすい「二価鉄」が多いことが明らかになっています。

その利用は鉄分補給に有効と言われており、貧血予防になります。

また、南部鉄器で沸かしたお湯は、カルキ(塩素)をほぼ除去しますので、水道水が非常にまろやかな味に変わります。

南部鉄瓶には、使うからこそ得られる癒しや喜びあり、使うからこそさびます。

金気が出るということ、それは使い続けてくれた証であり、一緒に歳を重ねたということです。

金気が出たからといって、さびたからといって、そこで終わりではありません。

生きとし生けるものと一緒です。また元気になります。

そしてまた美味しい白湯を作ってくれます。

鉄瓶と共に暮らし、ご一緒に時の流れを感じていただければ幸いです。

kanakeno の no

kanakeno の「no」は、助詞の「の」です。

金気=さび「の」意味や価値や在り方などを私たちなりに提案していきたいと思い、kanakeno という鉄瓶屋をオープンしました。

これから私たちがご提案させていただく商品やサービスや企画で感じる「の」に続く言葉は、皆様と私たちは違ってもいいと思います。

ただ、それが前向きな言葉であってほしいと願いますし、私たちはそう感じてもらえるように精進します。

金気、つまり「さび」を感じることが、皆様にとって素敵な予感でありますように。

kanakeno は
上質な白湯を提供する鉄瓶屋です。

先にご説明いたしましたように、鉄瓶で作っていただいた白湯は、余計なものが全て削ぎ落とされ、非常にまろやかになり、鉄分補給にも有効です。

それは、kanakenoの鉄瓶ではなくても同じです。

ただ、kanakeno はその美味しい白湯をずっとご提供させていただきます。

ずっとご提供させてもらうために、また、南部鉄瓶という一つの伝統を皆様が身近に感じ、お気軽にお使いいただくために、はぐくむサービスを展開します。

そして kanakeno は、白湯を注ぎ、伝統を継ぎ、皆様を嗣ぐ鉄瓶屋であり続けます。

次々と。